「八重の桜 三郎 」 一覧
八重の桜 三郎
八重の桜に出てくる八重の弟、三郎に注目してみました。
八重の桜でも当初からその存在は皆さんもご存知だったと思いますが、今一つ本編や山本家の中でも中々ストーリーに絡むことのなかった三郎でしたね。
そんな事を気にしながら展開が進んでいくと会津が長州に攻め込まれるという危機に三郎は自分も京都へ行く決意を描く回でやっと彼のことをじっくり見られました。
そこで三郎も流石山本家の男で、これぞ会津の魂だ!なんてワクワクしながら見ていましたが、親父が猛反対するシーンは特に印象的でした。
三郎のその人なりは実に純粋で手柄を早く立てて兄覚馬のように一線で活躍したいという想いから八重や親にも反発しているように見えていました。
しかしその本音は、鉄砲を使う家は低く見られていたことを知って親父の苦労も知って、自分が新式の銃で活躍すれば山本家は認められると考えていた三郎でした。
会津藩士を志願した三郎はまだ若く、実力がないと諭されていたのですが本当は認められているが若すぎる為連れて行けないという結果。
尚之助と二人語り合うシーンでしたが思わず私も泣いてしまいました。
最後に親父も三郎の気持ちを理解しながら語り合うシーンも切なかったです。
ちなみに三郎を演じるのは工藤阿須加さんで、ぶっきらぼうに見えるけど根が優しい雰囲気が三郎にぴったりです!
成長していく青年の葛藤を描いたこの回は八重の桜でも少しいつもと違った雰囲気がまた良かったなと思いました。
指折り数えたくなる八重の桜名場面集に私はこの三郎の回を一つ推薦したいですね!