「蛤御門の変 」 一覧
八重の桜 蛤御門の変
八重の桜12話で描かれた蛤御門の変を詳しくお伝えしたいと思いました。
何度かここでも紹介させて頂きましたが、八重の桜の歴史を紐解く上で重要なこの戦の何が原因か、そして何をもたらすのかを知ればもっと楽しめると思います。
私が歴史への知識が疎いため、自分の勉強も兼ねてということなんですけど八重の桜を通して勉強していくとこれが実に面白いんですよね!
なので、そんな気持ちを皆様と共有出来たらと思います。
蛤御門の変は別名、禁門の変や元治の変とも呼ばれる京都で起きた武力衝突事件です。
長州は前回の八月十八日の政変により、京都を追放されていたのですが京都の守護職となる会津藩主松方容保を排除しようと市街戦を繰り広げた戦いがこの蛤御門の変になります。
大砲が導入されたことが一つの歴史的事件となった理由で町は3万戸も焼け京都中に被害が及ぶ太平の世を揺るがす大惨事となりました。
この結果長州軍が敗れ、尊王攘夷派の真木保臣らの指導者を失ったことでその勢力を大きく後退させることとなりました。
そして蛤御門の変をきっかけに長州は「朝敵」とされます。
この朝敵というのは日本における天皇や朝廷に敵対する組織という意味で、この呼称で呼ばれた者は歴史上絶対的な悪とされています。
そしてこの後長州は薩長同盟を組み、政治的復権を狙い動き出す理由となりました。
この戦いで朝敵とされた長州は会津に特別な恨みを残してしまいます。
八重の桜でどう描かれるのか分かりませんが、会津の哀しい歴史はここから幕開けとなるでしょうけど、ちゃんと歴史を知ることは大事だなと思えました。